東北地方太平洋沖地震 (宮城三陸沖M8.4->8.8->9.0地震,8.9USGS) 福島第一(1、2、3、4号基)メルトダウン 2011/03/11 part 5-1

Fukushima No. 1 Nuclear Plant Reactor No.3 exploded 03/11/2011 11.01AM JPT

Fukushima No.1 Nuclear Plant Reactor No.1 exploded.

東芝など原子炉納入業者、福島原発対応に乗り出す【震災関連速報】

東洋経済オンライン – ‎1 時間前‎
危機的状況にある福島第1原子力発電所の事故を受け、原子炉納入業者は必要な設備の供給など、事故への支援に乗り出している。 同発電所の原子炉納入業者は、1号機が米GE(ゼネラル・エレクトリック)、2号機がGEと東芝、3号機が東芝、4号機が日立製作所。

高濃度放射能、爆発で飛散=建屋の残骸など敷地内に−4号機燃料プール、温度上昇

東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発3号機建屋付近で15日、検出された毎時400ミリシーベルト(40万マイクロシーベルト)の非常に高い放 射線量について、東京電力は同日、水素爆発で飛び散った3号機原子炉建屋の残骸や、使用済み燃料プールの水など高濃度の放射性物質が原因となった可能性が 高いと発表した。
同原発敷地周辺の放射線量は、15日午前9時に正門付近で毎時1万1930マイクロシーベルトを記録。その後、午後3時半時点では毎時596.4マイクロシーベルトまで低下した。
また、15日午前に火災を起こした4号機原子炉建屋内の使用済み燃料プールの水の冷却機能が働いておらず、通常40度程度の水温が14日未明の段階で、84度まで上がっていたことも分かった。
深さ約8メートルの同プールには、783本の燃料が入っている。現在の水温や水位は不明だが、高温のままだとプールの水が蒸発して核燃料棒が露出、損傷に至る恐れもあるという。(2011/03/15-16:51)

福島第一4号機は自然鎮火 火災原因不明

< 2011年3月15日 15:17 >

福島第一原子力発電所で15日朝、新たに4号機の建屋で火災が発生した。その後、鎮火したが、火災の原因はわかっていない。

「東 京電力」などによると、15日午前6時頃、爆発音があり、4号機の建屋の4階と5階の屋根部分に損傷が見つかった。15日午前9時半過ぎには、建屋の4階 から火が出ているのが確認された。その後、15日午前11時頃、自然に鎮火したという。火災の原因についてはわかっていない。

4号機は、地震発生当時は定期点検中で運転していなかったが、建屋の4階と5階の間にある使用済み燃料プールには783体の使用済みの燃料が貯蔵されていたという。

4号機、放射性物質を隔てるのは建屋のみ

2011年3月15日13時46分

福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの火災はこれまでの爆発事故より深刻だ。プールは原子炉圧力容器や格納容器の外にあり、外部と隔てるのは鉄筋コ ンクリート製の建屋しかない。1、3号機と同様に水素爆発が起きて建屋が吹き飛び、高濃度の放射性物質が大気中に大量に放出される恐れがある。

使用済み燃料は原子炉で燃やした核燃料を貯蔵しておくプールで、原子炉の隣にある。しかし、使用済みでも燃料は熱を帯びており、1時間あたり数トンの水 が蒸発している。このため、常に水を補充して冷まさなければならない。今回、電源切れで水の補充が止まり水が蒸発したとみられる。このため使用済み燃料が むき出しになり、燃料を覆う合金から水素が発生し、酸素と反応して爆発したとみられる。

対策は、速やかにプールに水を注入して使用済み燃料を十分に水で冷やすことだ。4号機は地震前から原子炉が停止中だったため水を入れるのは1、3号機より容易だ。

しかし、すでに建屋内で火災が起きて一部損壊。高濃度の放射性物質が外に出ているとみられている。作業員の被曝(ひばく)の問題から作業は難航するとみられるが、建屋が水素爆発で吹き飛ぶことは防がなければならない。

専門家は、建屋の大爆発で大気中に高濃度の放射性物質が大量に飛散するのを防ぐ対策が最も重要だという。

福島原発4号機火災、燃料漏れ出す恐れも

2011年3月15日13時42分

東日本大震災で被害を受けた東京電力福島第一原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)の2号機で15日午前6時14分ごろ、爆発音があった。経済産業省原 子力安全・保安院に東京電力が報告した。格納容器につながる圧力抑制室が損傷した可能性があり、放射性物質の閉じこめ機能が失われた可能性がある。一方、 地震前から停止中の4号機の原子炉建屋も損傷し、火災が発生した。建屋に保管中の使用済み燃料の冷却ができなくなった可能性があり、燃料が損傷して漏れ出 す可能性が出てきた。鎮火したが、付近の放射線量は急上昇した。消火には米軍も協力した。

東電は、注水作業に直接関わらない作業員や社員を、原発の外に退避させることを明らかにした。第一原発全体で50人の作業員が残るという。

保安院によると、圧力抑制室(サプレッションプール)は格納容器の下部にあり、冷却水が張られた設備。原子炉圧力容器内の蒸気を送り込んで冷やし、水に戻して圧力容器内の圧力上昇を抑える。緊急炉心冷却システム(ECCS)の水源にもなる。

2号機は爆発音がした後、圧力抑制室の気圧が通常の3気圧から、大気圧とほぼ同じ1気圧まで急低下した。このため、穴が開き、外気と通じるようになった可能性が高いという。圧力抑制室内にある、放射性物質が高い濃度で含まれる水や蒸気が外気に漏れ出した可能性がある。

2号機では14日になって炉心を冷やす水を循環させる仕組みが働かなくなった。原子炉内の水位が下がり、燃料棒全体がすべて露出。14日夕に2時間20 分間、さらに14日深夜から6時間半にわたり空だき状態が続き、炉心溶融が否定できない状態になっていた。爆発音の後、水位はやや回復したが、燃料の一部 が露出した状態が続いている。

爆発音の原因は不明で、1、3号機と同様に原子炉内で発生した水素が爆発した可能性もある。また、溶けた燃料が下部の水に落ち、水蒸気爆発を起こした可能性も否定できないという。ただし、圧力抑制室と通じる格納容器の圧力には変化がなく、大きく破損していない可能性も残るという。圧力抑制室が破損していたとしても、破損部分が上 部であれば、これまでに実施した蒸気の放出と同様の状態にとどまる。下部が破損していると、放射性物質を含む水が漏れ出すおそれがある。

〈シーベルト〉放射線を浴びた時の人体への影響を表す単位。放射線にはいくつもの種類があり、人に対する影響度は違う。それを共通の尺度で測るための単 位だ。人は世界平均で、普段の生活でも年間2.4ミリシーベルトの放射線を浴びている。1時間あたりに直すと0.274マイクロシーベルトだ。胸部のCT スキャンの1回の放射線量は6.9ミリシーベルト。一度に大量の放射線を浴びた方が体へのダメージは大きい。業務に従事する人の年間上限は50ミリシーベ ルト。約500ミリシーベルトでリンパ球が減り、1000ミリシーベルトで吐き気や嘔吐(おうと)の症状が出てくる。

放射性物質 東京など微量観測

3月15日 14時14分 

福島第一原子力発電所からは、原子炉の圧力を下げるための作業などにより、周辺に放射性物質が放出され、東京などでも微量の放射性物質が観測されていますが、いずれも健康に影響が出るレベルの数値ではないということです。

福島第一原子力発電所から40キロ余り離れたいわき市では、15日午前4時に、1時間当たり 23.72マイクロシーベルトと、通常の470倍に当たる放射線の量を観測しましたが、その2時間後には、通常のおよそ80倍の、毎時3.94マイクロ シーベルトまで下がりました。南に110キロ余り離れた茨城県東海村では、午前7時46分に、放射線の値が毎時5マイクロシーベルトを観測したため、国に 対して「異常事態」を通報をしましたが、正午現在の放射線量は、微量の、1時間当たり2マイクロシーベルトになっています。いずれも、直ちに健康に影響が 出るレベルの数値ではないということです。東京都や神奈川、千葉、埼玉、栃木の各県でも、早朝を中心に通常の数倍から数十倍程度の放射線量を観測しました が、いずれも直ちに健康に影響が出るレベルではないということです。東京都ではヨウ素やセシウムなどの放射性物質も観測されたということです。これらの地 域で計測された1時間当たりの放射線の量は、高い数値でも一般の人が年間に浴びても許容されるレベルの100分の1以下で、それぞれの自治体ではいずれも 直ちに健康に影響が出る数値ではないとしています。宮城、山形、秋田、青森の東北地方の各県や、新潟県、群馬県では、放射線の数値に大きな変化は見られな いということです。放射線医療が専門の東京大学医学部の中川恵一准教授は、「福島の原子力発電所から漏れ出たものだと考えられ、都内でも検出されることは 十分ありえることだ。ただ、量は極めて微量なので健康への影響は全くない。今の状況であれば、今後も健康に影響が出るレベルに達するとは考えにくいので、 安心してほしい」と話しています。

20キロ圏内の住民 避難完了

警察庁によりますと、避難指示が出されている福島第一原子力発電所から半径20キロ圏内の住民について、15日午前中にすべて避難が完了したということです。
福島第一原子力発電所の周辺では、福島県警と、警視庁から派遣された警察の応援部隊、それに自衛隊が住民の避難誘導に当たってきました。
このうち警察は、徹夜で活動に当たった結果、自力で避難できない病院の入院患者や老人介護施設の入所者などあわせて450人を、バスなどで県内の別の場所に移し終えました。
最後まで残っていた別の病院の入院患者など96人も、15日午前中に自衛隊のヘリコプターで避難し、これで20キロ圏内の住民すべての避難が完了したということです。
警察庁は、半径20キロから30キロの範囲の住民について、引き続きパトカーなどで屋内に退避して窓を開けないよう呼びかけています。

3月15日 15:40更新

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20〜30キロ 屋内退避指示

福島第一原子力発電所では、敷地内で放射線の量が人の健康に影響を及ぼす程度まで増えていて、政府はこれまでより影響が広がるおそれがあるとして、新たに原発から半径20キロ以上30キロ以内の範囲に住む人に屋内退避を指示しました。
福島第一原子力発電所では、15日午前6時すぎ、2号機で原子炉が入っている格納容器の圧力を調整する圧力抑制室=サプレッションプールと呼ばれる設備の 付近で爆発があり、地震発生当時、定期検査中だった4号機でも、15日朝、これまで1号機と3号機で起こったような水素爆発が起きたとみられています。
福島第一原子力発電所に設置されたモニタリングポストでは、午前10時22分の時点で1時間当たりの値が3号機付近で400ミリシーベルト、4号機付近で100ミリシーベルト、2号機と3号機の間で30ミリシーベルトが観測されています。
これらの値は、その場所にいると人の健康に影響を及ぼす可能性のある数値です。
政府は放射線の値は距離が離れるほど下がるとしていますが、これまでより影響が広がるおそれがあるとして、新たに福島第一原子力発電所から半径20キロ以上30キロ以内の範囲に住む人に屋内退避を指示しました。
菅総理大臣は、午前の記者会見で「今後の原子炉の状況を考えると、外出をしないで、自宅や事務所などの屋内に退避することをお願いしたい」と呼びかけました。

3月15日 12:19更新

放射性物質観測 健康影響なし

福島第一原子力発電所からは、原子炉の圧力を下げるための作業などにより、周辺に放射性物質が放出され、東京などでも微量の放射性物質が観測されていますが、いずれも健康に影響が出るレベルの数値ではないということです。
福島第一原子力発電所から40キロ余り離れたいわき市では、15日午前4時に、1時間当たり23.72マイクロシーベルトと、通常の470倍に当たる放射線の量を観測しましたが、その2時間後には、通常のおよそ80倍の、毎時3.94マイクロシーベルトまで下がりました。
南に110キロ余り離れた茨城県東海村では、午前7時46分に、放射線の値が毎時5マイクロシーベルトを観測したため、国に対して「異常事態」を通報をしましたが、正午現在の放射線量は、微量の、1時間当たり2マイクロシーベルトになっています。
いずれも、直ちに健康に影響が出るレベルの数値ではないということです。
東京都や神奈川、千葉、埼玉、栃木の各県でも、早朝を中心に通常の数倍から数十倍程度の放射線量を観測しましたが、いずれも直ちに健康に影響が出るレベルではないということです。
東京都ではヨウ素やセシウムなどの放射性物質も観測されたということです。
これらの地域で計測された1時間当たりの放射線の量は、高い数値でも一般の人が年間に浴びても許容されるレベルの100分の1以下で、それぞれの自治体ではいずれも直ちに健康に影響が出る数値ではないとしています。
宮城、山形、秋田、青森の東北地方の各県や、新潟県、群馬県では、放射線の数値に大きな変化は見られないということです。 放射線医療が専門の東京大学医学部の中川恵一准教授は、「福島の原子力発電所から漏れ出たものだと考えられ、都内でも検出されることは十分ありえること だ。ただ、量は極めて微量なので健康への影響は全くない。今の状況であれば、今後も健康に影響が出るレベルに達するとは考えにくいので、安心してほしい」 と話しています。

3月15日 14:35更新

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4号機火災で放射線数値上昇か

枝野官房長官は、記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の周辺の放射性物質の濃度について、「身体に影響を及ぼす可能性のある数値であることは間違いない」と述べるとともに、4号機で発生した火災が原因ではないかという見方を示しました。
この中で、枝野官房長官は、地震が発生したときには休止していた福島第一原子力発電所の4号機の建物で、火災が発生したことを明らかにしたうえで、「4号 機の中には、使用済み核燃料があり、それが熱を持って水素が発生し、1号機や3号機と同じように水素爆発が起きているものと推測している。4号機は建屋に 覆われた状態でなくなったため、放射性物質が大気中に排出される状況になっている。なんとか火災を早期に鎮火させ、使用済み核燃料の冷却を進めることで、 事態を収束させたい」と述べました。
そのうえで、福島第一原子力発電所の周辺の放射性物質の濃度について、「10時22分の時点でモニタリングしたところ、2号機と3号機の間で30ミリシー ベルト、3号機付近が400ミリシーベルト、4号機付近が100ミリシーベルトと、従来のマイクロシーベルトとは単位が1つ異なっている。身体に影響を及 ぼす可能性のある数値であることは間違いない」と述べました。
さらに、枝野長官は「断定はできないが、4号機の爆発で、高い数値が出ているのではないかと思われる」と述べ、4号機で発生した火災が放射線数値の上昇の原因ではないかという見方を示しました。

3月15日 12:28更新

全国放射線データ 毎日公表へ

高木文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で、全国の都道府県に対し各地で計測している放射線のデータを、1日に2回以上、文部科学省に報告するよう指示したことを明らかにするとともに、文部科学省で取りまとめて公表する方針を示しました。
この中で、高木文部科学大臣は、福島第一・第二原子力発電所の近くで、通常より高い放射線の量が測定されたことを受け、全国の都道府県に対し、各地のモニ タリングポストで環境調査のために計測している放射線のデータを、1日に2回以上報告するとともに、通常の数値を超える値が検出された場合には、特に速や かに知らせるよう指示したことを明らかにしました。そのうえで、高木大臣は「文部科学省としては、その数字を1日2回以上発表する予定だ」と述べ、文部科 学省が全国の都道府県の結果を取りまとめて公表する方針を示しました。文部科学省によりますと、早ければ、15日から公表を始めたいとしています。

3月15日 14:00更新

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屋内退避対象にいわき市と飯舘村

枝野官房長官は記者会見で、屋内退避の対象となる自治体として、これまで避難指示の対象だった10の市町村に加えて、いわき市と飯舘村が含まれることを明らかにしました。
福島第一原発から半径20キロ以内、または福島第二原発から半径10キロ以内で、避難指示の対象となっていた自治体は、南相馬市、葛尾村、浪江町、双葉町、大熊町、川内村、田村市、富岡町、楢葉町、広野町の10の市町村です。
半径30キロ以内には、この10市町村に加えて、いわき市と飯舘村が新たに加わります。

3月15日 12:39更新

福島第一4号機 火災消える

福島第一原子力発電所の4号機では、15日午前、格納容器の中にある使用済みの核燃料を保管するプールで火災が発生し、東京電力によりますと火災は消えたということです。
4号機では、原子炉のある建物で屋根付近に損傷が見つかったほか、使用済みの核燃料を保管するプールの温度が上がっているという情報もあり、東京電力が状況を確認しています。
東京電力によりますと、福島第一原発の4号機では、午前9時38分ごろ、原子炉がある建物の4階の北西部付近で出火を確認しました。
火災は、その後消えたということです。
4号機では、出火の確認の前に、爆発音のあと、原子炉のある建物で屋根付近に損傷が見つかっているほか、格納容器の中にある使用済みの核燃料を保管するプールの温度が、通常の40度から84度に上がっているという情報があるということです。
東京電力は、「4号機では水素爆発が起きたとみられるが、火災との関係など詳しいことは分からない」と話しています。
4号機の火災を巡っては、枝野官房長官が午前11時すぎからの記者会見の中で、「4号機については火災が起きている。原子炉は地震のあと止まっているが、 プールに保管されている使用済み核燃料が熱を持っていることから水素が発生している。これまで1号機と3号機で起こったような水素爆発が起きたと推察され る」と述べ、4号機でも水素爆発が起きたという見方を示しています。

3月15日 12:37更新

新たな屋内退避 13万人余

福島県によりますと、新たに屋内退避の指示が出された地域に住む住民はおよそ13万6000人で、この地域の避難所にはこれまでの避難指示で4000人が避難しているということです。

3月15日 12:44更新

東日本大震災:福島第1原発爆発 高濃度放射能漏れ 4号機で水素爆発

◇2号機、格納容器損傷か 20~30キロ圏、屋内退避指示

経済産業省原子力安全・保安院は15日、東日本大震災で被災した東京電力福島第1原子力発電所4号機で午前6時ごろ、大きな爆発音がして、原子炉 建屋が損傷したと発表した。屋内にある使用済み核燃料プールで水素爆発が起きた模様だ。隣接する3号機付近で午前10時22分、一般人の年間被ばく限度の 400倍に匹敵する400ミリシーベルトの放射線量を記録した。菅直人首相は同日、第1原発から半径20~30キロの範囲内の住民に屋内退避するよう求め た。また、同原発2号機では、同6時14分ごろ、水蒸気を水に変える原子炉格納容器につながる圧力抑制プール付近で爆発音があり、格納容器が損傷した恐れ がある。

保安院は「非常に厳しい値で、福島第1原発全体の原子炉の冷却作業が厳しくなる」との見解を示した。

東電によると、4号機の原子炉建屋は5階建てで、爆発により屋根が損傷し、午前9時38分には4階北西部付近から出火。正午前には鎮火状態になった。

4号機の燃料は、原子炉の定期検査のため、建屋の5階南側にある使用済み核燃料プールにすべて移されていた。午前4時38分、プールの水温上昇を確認。水素爆発はプール内の使用済み核燃料から発生した水素と酸素が反応して起きたらしい。

4号機では、シュラウドと呼ばれる原子炉を囲む構造物の交換作業中で、プールの水位が通常より少なかった。このため、プールの温度が上昇したと考えられる。

極めて高い放射線量が確認されたのは、3号機付近。4号機付近の放射線量は1時間あたり100ミリシーベルトだったが、枝野幸男官房長官は会見で 「2号機での爆発の前後では放射線量に大きな変化がなく、3号機付近の放射線量の上昇は、4号機の爆発によって出たと考えられる」と述べた。

枝野長官によると、4号機の爆発当時、原子炉を冷やす注水作業のため、約50人の作業員が周辺にいた可能性がある。

人が短時間に極めて高い放射線を浴びると、細胞がそのエネルギーで破壊されたり、DNAが壊れるなど、深刻な健康被害が出る。放射線の被ばく量を 示す単位はシーベルト。99年に茨城県東海村の核燃料加工会社「JCO東海事業所」で起きた臨界事故では、作業員が最大約20シーベルトの放射線にさらさ れ、2人が死亡した。1シーベルトは1000ミリシーベルト、100万マイクロシーベルト。

一方、400ミリシーベルトという放射線量は、原発作業員の年間被ばく限度量の8倍という極めて高い数値。一般の人の限度量では400倍にあたる。250ミリシーベルト程度で、白血球の一時的な減少が起きるとされる。

一方、東電によると、2号機では15日午前6時14分に爆発音がしたと報告があった。その後、「圧力抑制プール」と呼ばれる格納容器とつながって水蒸気を水に変える設備の圧力が3気圧から1気圧に低下した。

圧力抑制プールは格納容器内の圧力を下げるため、蒸気を取り入れて水に戻すための設備。圧力容器内の蒸気を外部に放出する際に放射線量を下げる役 割もある。圧力抑制プールに穴が開いて水がなくなっていれば、圧力容器内の気圧を下げるため放出している空気中の放射性物質が水に吸収されず、そのまま外 部に漏れる恐れがある。

2号機は14日、原子炉に冷却のための水を入れることができなくなり、同日午後6時半ごろから約2時間20分にわたって燃料棒がすべて水の上に露 出した状態になった。注水を再開し水位が上昇したが、同日午後11時ごろから15日午前6時ごろまで、再び燃料棒(約4メートル)がすべて露出した状態に なったとみられる。一方で爆発後に原子炉内の水位が回復し、露出部分は2・7メートルになった。爆発の影響で炉内の圧力が下がったためと考えられる。【足 立旬子、関東晋慈、山田大輔、酒造唯】

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■半径30キロ圏の自治体

東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)から半径30キロ圏の自治体は次の通り。

<全域かほぼ全域>大熊町▽双葉町▽富岡町▽楢葉町▽広野町▽川内村▽葛尾村▽浪江町

<一部地域>南相馬市▽飯舘村▽いわき市▽田村市

東日本大震災:福島第1原発爆発 高濃度放射能漏れ 4号機で水素爆発

毎日新聞 – ‎30 分前‎
経済産業省原子力安全・保安院は15日、東日本大震災で被災した東京電力福島第1原子力発電所4号機で午前6時ごろ、大きな爆発音がして、原子炉建屋が損傷したと発表した。屋内にある使用済み核燃料プールで水素爆発が起きた模様だ。隣接する3号機付近で午前10時22
福島第一原発、高い数値の放射線検出
15日午前6時過ぎ、東京電力・福島第一原発の2号機で爆発があり、原子炉を覆う格納容器の一部が破損された可能性が出てきました。4号機でも火災が発生し、周囲からは人体に影響を及ぼす400ミリシーベルトという高い数値の放射線が検出されました。

東京電力や原子力安全保安院によりますと、午前6時14分ごろ、福島第一原発2号機で爆発音があり、「圧力抑制室」という内部の圧力を抑制するための設備の気圧が急激に低下しました。「圧力抑制室」は原子炉を覆う格納容器につながるものです。

さらに午前9時半頃、福島第1原発の4号機で火災が確認されました。枝野官房長官は午前11時過ぎの記者会見で、「午前10時22分頃に3号機付近で最大400ミリシーベルトの放射線量を観測した」と発表しました。

「従来の『マイクロ』と単位が1つ違う。身体に影響を及ぼす可能性のある数値であることは間違いない」(枝野官房長官)

1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルトにあたり、一般には250ミリシーベルトで、吐き気やめまい、髪の毛が抜けるなどの影響が起きるとされています。

枝野官房長官は、原子力発電所から20キロ以内の住民には避難を指示したほか、20キロから30キロ離れた場所の住民には建物の中に退避するよう指示しました。

東京電力によりますと、4号機の火災は午前11時頃に鎮火を確認したということですが、けが人がいるかどうかについては、まだ情報は入ってきていません。(15日13:11)

福島第一原発4号機で火災−官房長官会見

掲載日 2011年03月15日 11時40分

枝野幸男官房長官は会見で、福島第一原子力発電所4号機で現在火災が起こっていることを明らかにした。11日 の震災時には休止中で原子炉内に核燃料はなかったが、使用済み核燃料があり、それが何らかの原因で熱を持ち、水素が発生して水素爆発が起こったと考えられ るという。その上で枝野長官は「使用済み核燃料そのものが火災になることはない」として、「消火作業と核燃料の冷却に取り組み、事態を沈静化させたい」と 語った。
一方で、同1号機、同2号機、同3号機については3機とも注水作業が順調に進んでおり、「冷却の効果が出ている」という。ただ、「火災を起こしている4号機との関係で(注水による冷却効果を)どう持続させていくかが課題だ」とした。
10時22分現在の同原発敷地周辺の放射線量は、2号機と3号機との間で毎時30ミリシーベルト、3号機で400ミリシーベルト、4号機で100ミリ シーベルト。これまでの数値が1000マイクロ−2000マイクロシーベルトだったのに比べて、大幅に数値が上昇している。同長官は「身体に影響を及ぼす 数値であるが、距離が遠ければ落ちていく」とし、同原発から20−30キロメートル圏内の住民は外出せず、建物内部

福島原発4号機火災、燃料漏れ出す恐れも

2011年3月15日13時42分

東日本大震災で被害を受けた東京電力福島第一原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)の2号機で15日午前6時14分ごろ、爆発音があった。経済産業省原 子力安全・保安院に東京電力が報告した。格納容器につながる圧力抑制室が損傷した可能性があり、放射性物質の閉じこめ機能が失われた可能性がある。一方、 地震前から停止中の4号機の原子炉建屋も損傷し、火災が発生した。建屋に保管中の使用済み燃料の冷却ができなくなった可能性があり、燃料が損傷して漏れ出 す可能性が出てきた。鎮火したが、付近の放射線量は急上昇した。消火には米軍も協力した。

東電は、注水作業に直接関わらない作業員や社員を、原発の外に退避させることを明らかにした。第一原発全体で50人の作業員が残るという。

保安院によると、圧力抑制室(サプレッションプール)は格納容器の下部にあり、冷却水が張られた設備。原子炉圧力容器内の蒸気を送り込んで冷やし、水に戻して圧力容器内の圧力上昇を抑える。緊急炉心冷却システム(ECCS)の水源にもなる。

2号機は爆発音がした後、圧力抑制室の気圧が通常の3気圧から、大気圧とほぼ同じ1気圧まで急低下した。このため、穴が開き、外気と通じるようになった可能性が高いという。圧力抑制室内にある、放射性物質が高い濃度で含まれる水や蒸気が外気に漏れ出した可能性がある。

2号機では14日になって炉心を冷やす水を循環させる仕組みが働かなくなった。原子炉内の水位が下がり、燃料棒全体がすべて露出。14日夕に2時間20 分間、さらに14日深夜から6時間半にわたり空だき状態が続き、炉心溶融が否定できない状態になっていた。爆発音の後、水位はやや回復したが、燃料の一部 が露出した状態が続いている。

爆発音の原因は不明で、1、3号機と同様に原子炉内で発生した水素が爆発した可能性もある。また、溶けた燃料が下部の水に落ち、水蒸気爆発を起こした可能性も否定できないという。

ただし、圧力抑制室と通じる格納容器の圧力には変化がなく、大きく破損していない可能性も残るという。圧力抑制室が破損していたとしても、破損部分が上 部であれば、これまでに実施した蒸気の放出と同様の状態にとどまる。下部が破損していると、放射性物質を含む水が漏れ出すおそれがある。

〈シーベルト〉放射線を浴びた時の人体への影響を表す単位。放射線にはいくつもの種類があり、人に対する影響度は違う。それを共通の尺度で測るための単 位だ。人は世界平均で、普段の生活でも年間2.4ミリシーベルトの放射線を浴びている。1時間あたりに直すと0.274マイクロシーベルトだ。胸部のCT スキャンの1回の放射線量は6.9ミリシーベルト。一度に大量の放射線を浴びた方が体へのダメージは大きい。業務に従事する人の年間上限は50ミリシーベ ルト。約500ミリシーベルトでリンパ球が減り、1000ミリシーベルトで吐き気や嘔吐(おうと)の症状が出てくる。

福島2号機、格納容器損傷…高濃度放射能が拡散

 

地震発生直後の福島第一原発(11日、福島県大熊町で、読売ヘリから)=菅野靖撮影

東日本巨大地震で被災し、原子炉の冷却機能が低下している東京電力福島第一原子力発電所2号機で15日午前6時14分、大きな爆発音が起きた。

原子炉格納容器の下部にある圧力抑制室(サプレッション・プール)の圧力が3気圧から1気圧に下がっており、圧力抑制室の一部が損傷し、格納容器 から外部に放射性物質が漏れだした可能性がある。東電が同7時50分に発表した。政府と東電は15日、事故対策統合本部を設置した。

福島第一原発の正門前では、爆発1時間半後の午前7時50分、毎時1941マイクロ・シーベルトの放射性物質を観測。さらにその40分後には、一 般人が1年間に浴びてもいい放射線量の8倍を超える同8217マイクロ・シーベルトに急上昇した。15日朝には同原発周辺で北東から毎秒1・5メートルの 風が吹いており、正門は2号機の風下だったという。

菅首相は同日午前11時に記者会見し、福島第一原発周辺の半径20〜30キロ・メートル内の住民に対し、屋内退避を呼びかけた。

同原発の南約100キロ・メートルにある茨城県東海村の東京大学の研究施設敷地内では、爆発後の同日午前7時45分頃、原子力災害対策特別措置法の基準値に定められた毎時5マイクロ・シーベルトを超える放射線量を観測した。

東電によると、圧力抑制室は、格納容器内の蒸気圧が高まった場合に、圧力を逃がして下げる機能を持つ。格納容器本体の圧力は7・3気圧で変化していない。

経済産業省原子力安全・保安院によると、圧力抑制室には放射性物質の混じった蒸気と水が入っている。抑制室のある原子炉建屋の上部には、隣接する3号機で14日に起きた爆発ですき間が生じており、そこから放射能を帯びた蒸気が流れ出た懸念がある。

爆発直後、原発の敷地周辺の放射線量が毎時969・5マイクロ・シーベルトを記録。東電は何らかの異常事態が発生したとみて、直ちに原子炉への注水作業に関係のない作業員らを退避させた。

2号機の原子炉内は14日に著しい水位変動を繰り返し、燃料棒が2度にわたって完全に露出し、一時的に空だき状態になっていたとみられる。

原子炉の水位は改善傾向にあるが、燃料棒は午前6時半現在、2・7メートル露出した状態になっている。

(2011年3月15日11時33分  読売新聞)

福島 470倍超の放射線検出

15日朝、福島第一原子力発電所2号機で爆発音があった2時間前の午前4時に、南に40キロ余り離れたところに福島県が設けた線量計が、通常の470倍を超える高いレベルの放射線を検出していたことが分かりました。
これは、15日午前10時すぎから福島市で開かれた県の災害対策本部の会議で報告されました。
それによりますと、現場から南に40キロ余り離れた福島県いわき市に県が設置した線量計では、14日夜、福島第一原子力発電所2号機で原子炉を覆う格納容器から空気を抜いて圧力を下げる作業が行われたあと、15日午前0時ごろから放射線量の数値が上がり始めました。
そして、爆発音の2時間前に当たる、15日午前4時には、ガンマー線に換算して1時間当たり23.72マイクロシーベルトと、通常の470倍に当たる高いレベルに達したということです。
その後、数値は下がる傾向になったということですが、爆発音のあとの午前6時以降のデータはまだまとまっていないため、福島県では、今後の数値を注意深く見守っていきたいとしています。

3月15日 12:05更新

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20〜30キロ 屋内退避指示

福島第一原子力発電所では、敷地内で放射線の量が人の健康に影響を及ぼす程度まで増えていて、政府はこれまでより影響が広がるおそれがあるとして、新たに原発から半径20キロ以上30キロ以内の範囲に住む人に屋内退避を指示しました。
福島第一原子力発電所では、15日午前6時すぎ、2号機で原子炉が入っている格納容器の圧力を調整する圧力抑制室=サプレッションプールと呼ばれる設備の 付近で爆発があり、地震発生当時、定期検査中だった4号機でも、15日朝、これまで1号機と3号機で起こったような水素爆発が起きたとみられています。
福島第一原子力発電所に設置されたモニタリングポストでは、午前10時22分の時点で1時間当たりの値が3号機付近で400ミリシーベルト、4号機付近で100ミリシーベルト、2号機と3号機の間で30ミリシーベルトが観測されています。
これらの値は、その場所にいると人の健康に影響を及ぼす可能性のある数値です。
政府は放射線の値は距離が離れるほど下がるとしていますが、これまでより影響が広がるおそれがあるとして、新たに福島第一原子力発電所から半径20キロ以上30キロ以内の範囲に住む人に屋内退避を指示しました。
菅総理大臣は、午前の記者会見で「今後の原子炉の状況を考えると、外出をしないで、自宅や事務所などの屋内に退避することをお願いしたい」と呼びかけました。

3月15日 12:19更新

“身体影響 可能性ある数値”

枝野官房長官は、午前11時すぎからの記者会見で、「福島第一原子力発電所の敷地の中の設置された放射線を測定する『モ ニタリングポスト』の値が、午前10時22分現在で、3号機付近で1時間当たり400ミリシーベルト、4号機付近で100ミリシーベルト、2号機と3号機 の間で30ミリシーベルトという結果が出ている。従来の数値と異なり単位が違う。身体に影響を及ぼす可能性のある数値であることは間違いない」と述べまし た。
さらに枝野長官は、「2号機の格納容器の部分が損傷を受けているという可能性が高いという報告を受けている。1号機、2号機、3号機ともに、一定の人体への影響を及ぼす放射性物質が出ている」と述べました。
検出された400ミリシーベルトとは、40万マイクロシーベルトに当たります。
人が浴びる放射線で、健康への影響がほとんどないとされているのは、100ミリシーベルト=10万マイクロシーベルトとされますが、400ミリシーベルト=40万マイクロシーベルトは、その4倍に当たります。
また、400ミリシーベルトは、血液の中の白血球が減るなど体への影響が出るレベルだとされています。

3月15日 12:05更新

“4号機 水素爆発と推察”

枝野官房長官は、午前11時すぎからの記者会見で、「福島第一原子力発電所の4号機については火災が起きている。原子炉 自体は震災発生時から休止しているが、内部に保管されている使用済み核燃料が熱を持っていることから水素が発生しており、これまで1号機と3号機で起こっ たような水素爆発が起きたと推察される」と述べて、水素爆発が起きたことを明らかにしました。

3月15日 11:23更新

福島第一原発 4号機で出火

東京電力は、東京の本店で午前11時から記者会見を行い、午前9時38分ごろ、福島第一原子力発電所の4号機の原子炉がある建物の4階の北西部付近で出火を確認したことを明らかにしました。
また、これより前に、15日朝の福島第一原発での爆発音のあと、4号機の原子炉のある建物で5階の屋根付近に損傷を見つけたということです。
さらに、4号機の格納容器の中にある使用済みの核燃料を保管するプールの温度が、通常の40度から84度に上がっているという情報があるということです。
一方、枝野官房長官は、午前11時すぎからの記者会見で、「4号機については火災が起きている。原子炉は地震のあと止まっているが、プールに保管されてい る使用済み核燃料が熱を持っていることから水素が発生している。これまで1号機と3号機で起こったような水素爆発が起きたと推察される」と述べ、4号機で も水素爆発が起きたという見方を示しました。

3月15日 12:10更新

放射性物質漏れた場合の注意

原子力災害が起きて施設の外に放射性物質が漏れ出た場合、何に注意すればよいでしょうか。
原子力発電所から放出される放射性物質は、ヨウ素や希ガスといった気体の状態で出るため、まずは、これらから出る放射線からの被ばくを防ぐ必要があります。
そのため、▽室内にいる場合は、ドアや窓を閉めたうえで、換気扇やエアコンなどを止めること、▽一方、屋外にいたり避難で移動したりする場合は、マスクをしたりタオルやハンカチを水でぬらして口や鼻を覆うと放射性物質の吸い込みを防ぐ効果があります。
また、▽服装は皮膚の露出をできるだけ抑えることが大切です。
さらに、▽呼吸や食べ物によって体内に放射性物質を取り込む「内部被ばく」も防がなければなりません。
「内部被ばく」では、体内に放射性物質が蓄積されると、長期間にわたって放射線の影響を受けることになります。
一方、▽屋外から自宅へ戻った場合は、衣服を着替えたうえで顔や手を洗うことが必要です。
▽水道の水や井戸水、それに屋外に放置されていた食べ物などはなるべく口にしないように気をつけることも必要です。

3月15日 10:48更新

福島第二原発 原子炉が安全に停止

福島第二原子力発電所について、東京電力は、4つある原子炉が、15日までにすべて安全に停止したと発表しました。
福島第二原発では、3号機が今月12日に原子炉が安全に停止、1号機と2号機は原子炉内の水を冷やすポンプが津波の影響で動かなくなったものの、14日、原子炉が安全に停止し、残る4号機で、内部を冷やす機能が十分に確保できない状態が続いていました。
しかし、原子炉に海水を入れるためのポンプを調整した結果、冷却機能が回復し、東京電力によりますと、4号機は、15日午前7時15分に原子炉の温度が100度以下にまで下がって、安全に停止したことが確認されました。
これにより、福島第二原発にある4つの原子炉は、すべて安全に停止しました。

3月15日 10:34更新

2号機で爆発音 従業員が退避

東京電力福島第一原子力発電所2号機で、15日午前6時すぎ、原子炉が入っている格納容器の圧力を調整する設備の付近で爆発音がして、格納容器内の圧力が下がり、敷地周辺の放射線量が急激に上がったため、原発の所長の判断で一部の従業員が退避をしたということです。
経済産業省の原子力安全・保安院や東京電力によりますと、15日午前6時14分、福島第一原発2号機で、原子炉が入っている格納容器の圧力を調整する圧力抑制室=サプレッションプールと呼ばれる設備の付近で爆発音がしました。
この直後、設備の中の圧力が急速に下がったことから、原子力安全・保安院は、詳しいことは分からないものの、この設備に損傷があったものとみています。
爆発音の確認の直後に、福島第一原発の敷地の周辺では、1時間に965.5マイクロシーベルトの放射線の値を計測し、この値は、国に緊急事態を知らせる基準を超えていたため、原発の所長の判断で、一部の従業員が退避をしたということです。
対象となったのは、原子炉を冷却する作業に直接従事していない作業員で、福島第二原子力発電所などの安全な場所に移動しました。
放射線の値については、その後も上がり続け、午前8時31分には原発の正門付近で1時間あたり8217マイクロシーベルトと、一般の人が1年間に浴びてもよいとされる8倍の量を1時間で浴びる計算になります。
これについて、原子力安全・保安院は、「まだ詳しいことが分かっていない。仮にサプレッションプールという設備に穴が開いているとした場合、壊れている場所によって、液体か気体かで漏れ方が変わってくる」と述べました。
また、2号機では、水位が低下して、燃料棒全体が露出した状態が続いていたとみられますが、その後、水位が若干回復し、核燃料が、水面から2.7メートルほど露出した状態になっていることが分かりました。
露出している長さは核燃料全体の半分程度に当たり、東京電力では引き続き原子炉に水を注入する作業を続けることにしています。

3月15日 10:48更新

東海村 基準超の放射線値観測

福島第一原子力発電所からおよそ110キロ離れた茨城県東海村にある東京大学の施設では、午前7時46分に、放射線の値 が毎時5マイクロシーベルトを観測し、10分間継続して基準値の5マイクロシーベルトを超えたため、午前8時15分までに国に対して原子力災害特別措置法 に基づく10条通報をしました。
現在の放射線量は毎時3マイクロシーベルトになっているということです。
この場所での通常の放射線量は、毎時0.05マイクロシーベルトだということです。

3月15日 9:46更新

首相 万全の対応を強く指示

政府は、福島第一原子力発電所について、政府と東京電力が一体となって対応する必要があるとして、両者による「統合対策本部」を15日朝に発足させ、菅総理大臣は関係者に対し、対応に万全を尽くすよう強く指示しました。
菅総理大臣は、十分な冷却機能が確保できなくなっている東京電力の福島第一原子力発電所について、政府と東京電力が一体となって対応する必要があるとし て、15日朝、みずからを本部長とする「統合対策本部」を発足させることを発表し、総理大臣官邸で「事故の被害が広がらないよう、ありとあらゆる手を打っ ている。憂慮すべき状況が続いているが、この危機を乗り越えるため、陣頭指揮に立ってやりぬきたい」と述べました。
そして、午前5時半すぎ、東京電力本店を訪れ、「統合対策本部」の初会合に出席しました。
この中で菅総理大臣は、今月12日に福島第一原子力発電所の1号機で起きた爆発に関連し、「テレビで爆発の様子が報道されているのに、総理大臣官邸には1 時間くらい連絡がなかった。一体どうなっているのだ」と述べ、情報開示を巡る東京電力側の対応に強い不快感を示しました。
そのうえで、菅総理大臣は東京電力の関係者を前に、「あなたたちしかいない。覚悟を決めてください」などと述べ、今後の対応に万全を尽くすよう指示しました。
このあと、菅総理大臣は、2号機の現状について、東京電力側に説明を求め、サプレッションプールと呼ばれる原子炉を覆う格納容器につながる設備に損傷があることが報告されました。
菅総理大臣は、東京電力にある統合対策本部におよそ3時間いたあと、総理大臣官邸に戻り、午前9時半から予定されている閣議に臨むことにしています。

3月15日 9:17更新

3号機核燃料プール 覆いなし

東京電力の記者会見で、15日午前7時5分ごろ、福島第一原子力発電所3号機の原子炉が入っている建物の上部に、蒸気のようなものが漂っていることを明らかにしました。
また、福島第一原子力発電所の3号機で、格納容器の中にある使用済みの核燃料を保管するプールが、14日午前に発生した水素爆発によって、格納容器の上にある原子炉建屋の屋根が吹き飛んだことから、プールの上を覆うものがなくなっている状態であることも明らかにしました。
このプールは、原子炉で燃焼させて使い終わった使用済み核燃料を移動させて冷やすために設けられた設備です。
通常の状態では、プールの水を循環させて核燃料を冷やしていますが、福島第一原発では停電が起きていることなどから、冷やす機能が失われている可能性も大きいということです。
東京電力は記者会見の中で、3号機の原子炉が入っている建物の上部に蒸気のようなものが漂っていることとの関連について、「現時点では明確な答えはできない」としています。

3月15日 9:32更新

福島第一原発周辺 北からの風

気象庁によりますと、東京電力の福島第一原子力発電所周辺では、午前8時現在、北から南へと向かう風が吹いているとみられます。
気象庁によりますと、福島第一原子力発電所のすぐ周辺では、地震のあと観測データが入らず、風向きや風の強さなどが観測できない状態が続いていますが、福 島第一原子力発電所から南におよそ50キロ離れた福島県いわき市の小名浜では、午前8時現在、北東の風4.4メートルが観測されています。
また、北に離れた仙台市でも北北東の風1.5メートルが観測されていることから、原子力発電所の周辺でも北から南へ向かう風が吹いているとみられています。
気象庁によりますと、15日は午前中を中心に、周辺ではこうした北からの風が吹きやすいということです。

3月15日 9:06更新

3号機建物上部 蒸気状のもの

東京電力の記者会見によりますと、爆発音のあとの午前6時28分、2号機の原子炉や格納容器の圧力、それに燃料棒が水につかっている値に大きな変化はないとしています。
また、午前7時5分ごろ、福島第一原子力発電所3号機の原子炉が入っている建物の上部に蒸気のようなものが漂っていることを明らかにしました。
蒸気のようなものが何なのか、詳しいことは分かっていないということです。
3号機では14日午前11時ごろに爆発が起きていて、原子炉内部で発生した水素が原子炉のある建物にたまって爆発したとみられています。
これについて、東京電力は、爆発に伴う原子炉を覆う格納容器への影響はないとしていました。
さらに、福島第一原子力発電所2号機の格納容器の圧力を抑制している「圧力抑制室」で衝撃音がしたあとの午前7時50分、原発の正門付近で1時間当たり1941マイクロシーベルトという放射線の量を計測したということです。
この値は、国に対して緊急事態を知らせるいわゆる「15条通報」の基準値の4倍近くに当たります。

3月15日 9:06更新

4号機の建物の屋根に損傷

東京電力の記者会見によりますと、15日午前7時すぎ、福島第一原子力発電所4号機の原子炉のある建物の5階の屋根に損傷が見つかったということです。
この損傷について、東京電力は、詳しいことは分からないとしています。
4号機は、地震発生当時は定期検査中でした。

3月15日 9:06更新

福島第一原発2号機で爆発音

経済産業省の原子力安全・保安院が午前8時前から行った会見の中で、「福島第一原子力発電所の2号機で午前6時10分に爆発音があった」ことを明らかにしました。
サプレッションプールと呼ばれる施設に損傷があるという情報について「まだ詳しいことが分かっていない。仮に穴が開いているとした場合、壊れている場所によって、液体が漏れるのか、気体が漏れるのか変わってくる」と述べました。
「サプレッションプール」は原子炉を覆う格納容器につながる設備で、放射性物質などを内部に閉じ込める機能も持っていて、この設備の一部に損傷が見つかったことで、放射性物質の閉じ込めが十分に機能しない可能性が出てきました。
また、2号機では、核燃料が水面から2.7メートルほど露出していることも明らかにしました。
露出している長さは、核燃料全体の半分程度に当たります。
さらに、福島第一原子力発電所の周辺で、爆発音の確認の直後に965.5マイクロシーベルトという放射線の値を観測したことを明らかにしました。
また、その後、882マイクロシーベルトにやや下がり、午前7時5分に387.3マイクロシーベルトに下ったということです。
原子力安全・保安院は「この放射線の値の変化がサプレッションプールの損傷によるものだと思うが、詳しくは分からない。監視は続けている」としています。
この放射線量について、「直ちに健康に被害が出る値ではない」と説明しています。
東京電力は、爆発音がしたあとに、現場で作業をしていた東京電力の社員を一時退避させました。
福島第一原発2号機では、15日朝の枝野官房長官の記者会見で、「サプレッションプール」と呼ばれる設備で、損傷があることが明らかになっています。
枝野官房長官は「周辺の放射線の数値は急激な上昇を示していない」と述べ、直ちに住民の健康に被害を及ぼすような事態ではないとの認識を示しています。

3月15日 8:40更新

“2号機 一部欠損見つかる”

枝野官房長官は、15日午前6時40分すぎに記者会見し、東京電力第一原子力発電所の2号機の一部で欠損が見つかったことを明らかにしました。
枝野長官によりますと、欠損が見つかったのは、2号機の中で、原子炉と格納容器をつないでいる、水蒸気を水に変えるための部分で、東京電力本店で菅総理大臣が東京電力側から報告を受けたということです。
ただ、枝野長官は「周辺の放射線の濃度は急激な上昇を示しておらず、人体に被害を及ぼすような事態ではない」と説明しました。

3月15日 7:10更新

政府と東電が統合対策本部へ

菅総理大臣は、15日午前5時半ごろ、総理大臣官邸で記者団に対し、十分な冷却機能が確保できなくなっている東京電力の福島第一原子力発電所について、政府と東京電力が一体となって対応する「統合対策本部」を発足させることを明らかにしました。
この中で、菅総理大臣は「福島の原子力発電所の事故に対して、政府と東京電力が一体となった『統合対策本部』を立ち上げることにした。私が本部長で、海江 田経済産業大臣と東京電力の清水社長に副本部長をお願いしている。事業者である東京電力と政府の対策本部がリアルタイムで対応するためには、両者を一体化 したほうがいいので、本部を東京電力本店に置くことにした」と述べ、政府と東京電力が一体となった「統合対策本部」を発足させることを明らかにしました。
そのうえで、菅総理大臣は「現在、全力を挙げて事故の被害が広がらないよう、ありとあらゆる手を打っている。憂慮すべき状況が続いているが、この危機を乗 り越えるための陣頭指揮に立って、やりぬきたい。国民の皆様には心配をかけるが、わが国の国民の結束で、この危機を乗り越えていきたい」と述べました。
菅総理大臣は、15日午前5時半すぎ、東京電力本店に入りました。
このあと、「統合対策本部」の初会合に出席することになっています。

3月15日 5:55更新

放出の放射性物質 隣の県まで

福島第一原子力発電所では予断を許さない状況が続いていますが、3基の原子炉から放出された放射性物質が隣の県にまで運ばれたとみられるケースが相次いでいます。
いずれも健康への影響はない水準とされています。
福島第一原発の3基の原子炉は、いずれも燃料が水から露出して一部が溶けた可能性があるとされ、1号機と3号機では建物の一部で爆発が起きたほか、原子炉の圧力を下げるために放射性物質を含む空気を放出する作業も余儀なくされています。
原発から南におよそ80キロ離れた福島県との県境にある茨城県の北茨城市では、15日になって放射線の量の値が上昇していることが茨城県の測定で分かりました。
午前4時には1時間当たり4.87マイクロシーベルトと通常の100倍近い値を示したということです。
これは、胸のレントゲンのおよそ10分の1に当たり、茨城県は、健康には影響がない水準だとしています。
また、宮城県にある東北電力の女川原発では、13日、最大で1時間に5.7マイクロシーベルトの放射線の量を計測したほか、仙台市の周辺でも、地震の救助 活動にあたったアメリカ軍の隊員がわずかながら放射性物質に汚染されたケースもあり、福島第一原発から出た放射性物質が風によって隣の県にまで運ばれてい るものとみられます。

3月15日 5:45更新

福島第一原発 予断を許さない状況

十分な冷却機能が確保できなくなっている東京電力の福島第一原子力発電所では、14日、2号機で、原子炉を冷やす水の高さが下がって、燃料棒がすべて露出した状態になり、一部が溶けたとみられています。
また、3号機では水素爆発とみられる爆発が起きて、原発の作業員と自衛隊員のあわせて11人がけがをしました。
東京電力は原子炉を安全に停止させるため、海水を流し入れて冷却を急いでいますが、予断を許さない状況が続いています。
2号機では、原子炉に水を入れるポンプが停止したことで、14日午後6時半ごろから2時間20分にわたって燃料棒がすべて水の上に露出した状態になり、一部が溶けたとみられています。
職員が監視のために離れた間にポンプの燃料がなくなったのが原因で、その後ポンプを動かした結果、水位が上昇しました。
しかし、14日午後11時ごろになって、原子炉の中の圧力が高まって燃料棒を冷やすための水が注入できなくなり、炉内の水位が急激に下がって再び燃料棒がすべて露出した状態になりました。
その後、午前1時すぎから注水ができるようになりましたが、午前3時現在も水位の上昇は確認されておらず、燃料棒が露出した状態が続いているとみられます。
3号機は、14日午前11時すぎ、爆発が起きて原子炉建屋の天井や外壁が吹き飛びました。
14日以降、原子炉を冷やす水の水位が下がって、燃料棒が水面の上に露出し、大量の水素が発生した可能性が高いことから、13日の1号機と同じように水素爆発が起きたとみられます。
しかし、敷地周辺の放射線の量の値は異常な上昇がないため、国や東京電力は、原子炉を覆う格納容器は機能を維持しているとしています。
現在、原子炉内の圧力は安定しているということで、一時中断していた原子炉を冷やすための海水の注入を15日午前3時に再開し、冷却を続けています。
この爆発で、原発の作業員と自衛隊員のあわせて11人がけがをしました。
13日に爆発が起きた1号機は、原子炉を冷やすために原子炉とそれを覆う格納容器の中に海水を満たす作業が続けられていましたが、14日未明に、海水をくみ上げるポンプが動かなくなり、注入作業が中断しました。
その後、ポンプなどの資材が整ったため、15日午前0時ごろから再び海水を入れる作業を再開しました。
現在、原子炉の水位や圧力などは安定しているということで、東京電力は原子炉を安全に停止させるため冷却を急いでいます。
一方、福島第二原発については、1号機と2号機、4号機のあわせて3基で、海水をくみ上げて原子炉内の水を冷やすポンプが津波の影響で動かなくなり、内部を冷やす機能が十分に確保できない状態が続いていました。
しかし、ポンプを動かすモーターを交換するなどした結果、1号機と2号機は冷却機能が回復し、14日午後4時までに原子炉の温度が100度以下にまで下がって、安全に停止したことが確認されました。
残る4号機についても、順調に温度が下がっているということです。
地震の発生から5日目を迎え、第二原発では状況が改善してきたものの、第一原発の3基は、依然として予断を許さない状況が続いています。

3月15日 5:40更新

福島第一原発2号機 水位回復せず

原子炉を冷やすための水が注入できなくなり、燃料棒がすべて露出した状態になったとみられる東京電力福島第一原子力発電 所2号機では、15日午前1時すぎから原子炉に海水が注入できるようになりましたが、午前3時現在も水位は回復せず、燃料棒が露出した状態が続いていると みられ、予断を許さない状況が続いています。
福島第一原発2号機では、14日午後11時ごろ、原子炉の中の気体を逃がして圧力を下げるための弁が閉まり、炉の中の圧力が高まったため、原子炉に水を送れなくなりました。
このため、東京電力は原子炉の水位が急激に下がり、燃料棒がすべて露出した状態になっているとみられると発表しました。
その後、15日午前1時すぎになって原子炉内の圧力を下げるための弁を開けることができ、海水を注入できるようになったということですが、午前3時現在も水位は上がらず、燃料棒が露出した状態が続いているとみられるということです。
東京電力によりますと、原子炉内の圧力は上昇しておらず、敷地境界の放射線の値も大きく変化していないことから「すぐに危機的な状況に陥ることはないと思う」と話していますが、予断を許さない状況が続いています。
2号機では、14日もポンプが停止して、原子炉に海水が入らなくなり、午後6時半から2時間20分の間、燃料棒がすべて露出しましたが、その後、ポンプを動かした結果、午後9時半すぎに燃料棒の半分が水につかった状態に戻っていました。
露出した状態が長く続くと燃料棒は溶けるおそれがあり、東京電力は水位の回復を急ぐことにしています。

3月15日 4:50更新

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2号機 再び核燃料すべて露出

東京電力は、福島第一原子力発電所2号機で、14日午後11時ごろ、原子炉を冷やすための水が注入できなくなり、原子炉の水位が急激に下がって再び燃料棒がすべて露出した状態になったとみられると発表しました。
また、敷地周辺の放射線の量が、午後9時37分に基準の6倍と、これまでで最も高くなり、緊急事態を知らせる通報を国に行いました。
東京電力によりますと、福島第一原子力発電所2号機で、14日午後11時ごろ、原子炉の中の気体を逃がして圧力を下げるための弁が閉まり、炉の中の圧力が高まったため、原子炉を冷やすための水が送れなくなりました。
このため、原子炉の水位が急激に下がり、再び燃料棒がすべて露出した状態となったとみられるということです。
2号機では、14日もポンプが停止して原子炉に海水が入らなくなり、午後6時半から2時間20分の間、燃料棒がすべて露出しましたが、その後、ポンプを動かした結果、午後9時半すぎに燃料棒の半分が水につかった状態に戻っていました。
東京電力では、原子炉の中の気体を逃がす弁は、あわせて10個ほどあり、ほかの弁を開けて圧力を下げる対策などを進め、原子炉に海水を注入して水位を回復したいとしています。
また、2号機では敷地周辺の放射線の量が、午後9時37分に基準の6倍のこれまでで最も高い3130マイクロシーベルトとなり、国に対して緊急事態を知らせるいわゆる「15条通報」を行いました。

3月15日 1:20更新

東電“2号機水位計測できず減圧”

東京電力は、福島第一原子力発電所2号機の問題で、15日午前0時すぎから記者会見しました。
この中で、東京電力は「午後11時20分に原子炉の水位が計測できないほど低くなり、海水を注入できるよう原子炉の圧力を下げる措置を取った。引き続き、原子炉に海水を注入する作業を行っている」と述べました。

3月15日 0:40更新

介護施設280人避難できず

避難指示が出ている東京電力の福島第一原子力発電所の周辺にある福島県浪江町では、14日午後10時半現在、介護施設にいる280人の入所者と職員が避難できずにいます。
福島県によりますと、午後10時半現在、避難指示の対象地域にある浪江町の特別養護老人ホーム「オンフール双葉」では、入所者のお年寄りと職員あわせて280人が避難できずにいるということです。
また、南相馬市の小高赤坂病院、浪江町の西病院、それに大熊町の双葉病院の入院患者と職員については、自衛隊の支援を受けて避難を進めています。
福島県によりますと、避難した人たちは南相馬市の相双保健所で、被ばくしていないかどうか線量計を使った検査を受けるということです。

3月15日 1:20更新

“2号機爆発の可能性低い”

枝野官房長官は、14日夜の記者会見で、福島第一原子力発電所の1号機と3号機で相次いで水素爆発が起きたことを受けて、原子炉内を冷やす機能が十分でない2号機でも水素爆発が起きるかどうかについて触れました。
枝野長官は「2号機では建物に空気が通る状態が出来ているので、水素が発生しても大規模な爆発が起きる可能性は相当低いと報告を受けている」と述べました。
また、枝野長官は「2号機でも1号機や3号機と同様に燃料棒の破損が起きている可能性が高い。原発の周辺で放射線の量を計測して異常がないか監視していきたい」と述べました。

3月14日 22:35更新

米第7艦隊、原発風下から離脱 放射線検出受け

AFPBB News-‎58 分前‎-FNN 日本経済新聞 MSN産経ニュース 

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デイリースポーツ  

2号機、燃料棒全体が一時露出 空だきの状態か

2011年3月14日21時16分

原子炉内の水位が下げ止まらずに燃料棒全体が露出した福島第一原発2号機で、海水注入作業を続けた結果、14日午後8時すぎに水位がマイナス370センチにまで回復し、燃料棒の一部は水につかったとみられる。

東京電力は、炉心溶融の可能性を否定できない、としている。原子炉格納容器内の圧力が設計圧力と同程度まで上昇しており、14日午後8時37分、格納容器内の蒸気を抜くための弁を開ける操作を始めた。

東京電力の武藤副社長は14日午後8時40分からの会見で、福島第一原発2号機の原子炉が現在も空だきの状態になっているとみられると述べた。

福島第一原発の2号機で原子炉内の冷却水の水位が下がり、燃料棒全体が露出しています。東京電力は格納容器内の圧力を下げるため、放射性物質を含んだ水蒸気を外に放出する方針です。午後8時14分、圧力が415キロパスカルに達してしまい、格納容器内の圧力が設計上の限界425キロパスカルに近づいています。東京電力は格納容器内の圧力を下げるため、放射性物質を含んだ水蒸気を外に放出する方針です。この後、ベントと呼ばれる作業、圧力を下げるために放射性物質を含んだ水蒸気を外に放出するということです。(14日20:24)
TBS News

– ‎16 分前‎

福島第一2号機、燃料棒が露出…漏出の恐れ

東京電力は14日夜、福島第一原子力発電所2号機でほぼ完全に冷却水が失われ、約4メートルの核燃料が完全に露出して冷却できない状態になり、地元福島県に緊急事態として通報したと発表した。

発表によると、同日午後1時38分、冷却水を循環させるポンプが止まった。水位が下がり始め、午後5時17分には燃料 の露出が始まった。急いで午後6時24分から海水の注入作業を開始したが、水位が下げ止まらず、午後7時45分、燃料全体が完全に露出したという。1、3 号機でもなかった深刻な事態で、大量の燃料が高温で溶融し、漏れ出す恐れがある。

(2011年3月14日20時02分  読売新聞)

2号機“炉心溶けた可能性”

福島第一原子力発電所2号機で、原子炉の水位が急激に下がって、一時、燃料棒がすべて露出した可能性のあることが分かり、東京電力では、「炉心が溶けた可能性も否定できない」としています。
経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、その後、海水が徐々に入り始めたということで、燃料が溶けるのを防ぐため海水の注入作業を急いでいます。
福島第一原発2号機では、原子炉を冷却するすべての機能が失われたとして、14日午後1時半すぎ、国に対し、法律に基づいて「緊急事態」を知らせる、いわゆる「15条通報」を行いました。
その後、原子炉の水位が急激に下がり、14日午後5時すぎ、核燃料が水面から80センチまで露出したということです。
このため、午後6時20分から原子炉に海水を入れる作業を始めましたが、海水が入っていることが確認できず、原子炉の中にある燃料棒が、一時、すべて露出した可能性があるということです。
東京電力では、「炉心が溶けた可能性も否定できない」としています。
経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、原子炉に海水を入れるためのポンプがうまく働いていないため、水を入れることができない状態になっていましたが、その後、海水が徐々に入り始めたということで、「いわゆる空だきの状態にはなっていない」としています。
東京電力では燃料が溶けるのを防ぐため、引き続き、海水の注入作業を急いでいます。

3月14日 20:40更新

2号機 核燃料が水面から露出

原子炉を冷却させる機能がすべて失われた福島第一原子力発電所2号機で、原子炉の水位が急激に下がり、14日午後5時すぎ、核燃料が水面から露出し始めたということです。
東京電力では、1号機と3号機で起きたとみられる水素爆発につながるおそれがあるとして、原子炉に海水を入れるなど冷却作業を急いでいます。
福島第一原発の2号機は、蒸気を使って動く装置を用いて水を循環させ、原子炉の冷却を続けてきましたが、周囲の温度が高くなり、冷やすことができなくなりました。
このため東京電力は、すべての冷却機能が失われたとして、午後1時半すぎ、国に対し法律に基づいて「緊急事態」を知らせる、いわゆる「15条通報」を行いました。
東京電力によりますと、その後、原子炉を冷やす水の高さが急激に下がり、午後5時すぎに燃料棒が水面に露出し始めたということです。
このため東京電力では、海水を入れて原子炉を冷やす作業を急ぐとともに、1号機や3号機で起きたとみられる水素爆発が2号機でも発生するおそれがあるとして、原子炉建屋の壁に穴を開けて水素を外に逃がす対策などを検討しています。

3月14日 19:10更新

福島第1原発2号機も冷却機能停止、1・3号機も海水注入停止

2011年 03月 14日 17:52 JST

[東京 14日 ロイター] 経済産業省原子力安全・保安院は14日夕、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第1原子力発電所2号機で同日午後、原子炉の冷却機能が停止したと発表した。東電は海水を注入し、冷却させる作業に入った。1号機と3号機にも海水を注入する作業に入っていたが、現在止まっている。

1、2、3号機とも海水の注入により冷却させることになるが、14日午前に起こった3号機の水素爆発で東電が用意したポンプ車などが破損。現在、稼働するのは2台しか残っておらず、海水の注入作業は一時停止を余儀なくされているという。

2号機の燃料棒を冷やすための水位は冠水しているという。ただ、3号機は燃料棒を満たす水位が足りず、燃料棒の先端がき損している状態が続いているとした。原子炉格納容器は1―3号機とも機能を維持しているという。

3号機の水素爆発により、東電社員ら計11人がけがをしたと発表した。

第一原発2号機 海水入れ冷却

福島県の福島第一原子力発電所の2号機で、水を循環させて原子炉を冷却させる機能がすべて失われたことから、東京電力 は、原子力災害対策特別措置法に基づいて、国に対し「緊急事態」を知らせるいわゆる「15条通報」を行うとともに、原子炉を冷やすために海水を入れ始めま した。
福島第一原発の2号機では、蒸気を使って動く装置を用いて水を循環させ、原子炉の冷却を続けてきましたが、周囲の温度が高くなり、冷やすことができなくなりました。
このため東京電力は、すべての冷却機能が失われたとして、午後1時半すぎ、国に対し法律に基づいて「緊急事態」を知らせるいわゆる「15条通報」を行いました。
東京電力によりますと、原子炉を冷やす水の高さは徐々に下がっていて、午後3時現在、原子炉の水の高さは、燃料棒が水面に露出するまで残り1.2メートルにまで低下しています。
東京電力は、午後4時半すぎに、原子炉を冷やすため、1号機や3号機と同じように海水を入れ始めました。
福島第一原発では、1号機や3号機で起きている水素爆発が2号機でも発生するおそれがあるとして、今後、原子炉建屋の壁に穴を開けて水素を外に逃がす具体的な安全を確保する方法を検討しています。

3月14日 17:05更新

福島第一原発2号機 緊急事態通報

経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、東京電力の福島第一原子力発電所2号機で、水を循環させて原子炉を冷却させる機能が午後1時25分にすべて失われたことが分かりました。
このため、東京電力は午後1時半すぎ、原子力災害対策特別措置法に基づいて国に対し「緊急事態」を知らせる、いわゆる「15条通報」を行うとともに、原子炉を冷やすために海水を入れる準備を始めたということです。
2号機では、蒸気を使って水を循環させ原子炉の冷却を続けてきましたが、周囲の温度が高くなり、冷やすことができなくなったということです。
このため東京電力は、すべての冷却機能が失われたとして、午後1時半すぎ、法律に基づいて国に対し「緊急事態」を知らせる、いわゆる「15条通報」を行いました。 東京電力によりますと、原子炉を冷やす水の高さは徐々に下がっているということで、午後3時現在、原子炉の中の水は、燃料棒が水面に露出するまで高さ1.2メートルになっているということです。
東京電力では原子炉を冷やすため、1号機や3号機と同じように原子炉に海水を入れる準備を始めたということです。
さらに、今後、2号機でも、1号機や3号機と同じように水素爆発が起きるおそれがあるとして、原子炉建屋の壁に穴を開けて水素を外に逃がすなどの安全を確保する方法を検討しています。

3月14日 17:05更新

3号機 水素爆発で11人けが

14日午前11時1分、東京電力福島第一原子力発電所の3号機で爆発が起きて煙が大量に上がり、原発の作業員と自衛隊の隊員のあわせて11人がけがをしたということです。
経済産業省原子力安全・保安院では、12日の1号機に続いて水素爆発が起きたとみて、原発から半径20キロの中に残っているおよそ600人の住民に対して屋内退避を指示しました。
これまでのところ、敷地周辺の放射線の値に異常な上昇はなく、原子炉を覆う格納容器の健全性は保たれているとみられています。
14日午前11時1分、福島第一原子力発電所の3号機から爆発音がして大量の煙が上がりました。
これについて、経済産業省原子力安全・保安院では、水素爆発が起きたものとみています。
東京電力によりますと、この爆発で東京電力の社員4人とや協力会社の従業員3人、それに自衛隊の隊員4人のあわせて11人がけがをしました。
詳しいけがの程度などは分かっていません。
福島第一原発から半径20キロには、病院や施設などにいる615人の住民が残っており、原子力安全・保安院は、屋外にいる人に対し、できるだけ早く建物の中に入るよう屋内退避を指示しました。
このうちのおよそ100人は、20キロの外に避難するために施設を出たということで、残るおよそ500人についても、圏外に避難させるかどうか検討しています。
枝野官房長官は、記者会見で「3号機の格納容器は爆発のあとも内部の圧力が保たれているほか、施設周辺で観測された放射線の値も比較的低いことを考えると、爆発によって放射性物質が外部に大量に出ていることは考えにくく、格納容器の健全性は保たれている」と説明しました。
水素爆発は12日、福島第一原発1号機でも起きて、建屋の上部が吹き飛びました。
3号機でも原子炉の水位が下がり、燃料棒が露出したため、水蒸気と反応して水素が大量に発生したことが分かっており、水素爆発の起きることが心配されていました。
3月14日 13:50更新

水素爆発 3人けが7人不明

3月14日 12時17分 

14日午前11時1分、東京電力福島第一原子力発電所の3号機から煙が大量に上がり、経済産業省原 子力安全・保安院では、12日の1号機に続いて水素爆発が起きたとみて、原発から半径20キロの中に残っているおよそ600人の住民に対して屋内退避を指 示しました。東京電力によりますと、この爆発で原発の作業員3人がけがをし、7人の所在が分からなくなっているということです。枝野官房長官は、記者会見 で「原子炉を覆う格納容器は、健全だという報告を受けた。放射性物質が大量に飛び散っている可能性は低いと考えている」と話しました。

原子力安全・保安院によりますと14日午前11時1分、東京電力福島第一原子力発電所の3号機から 爆発音がして大量の煙が上がりました。これについて保安院では、水素爆発が起きたものとみています。福島第一原発から半径20キロの範囲では住民に対して すでに避難の指示が出ていますが、半径20キロには、まだおよそ600人の住民が残っているとみられ、屋外にいる場合は、できるだけ早く建物の中に入るよ う屋内退避を指示しました。東京電力によりますと、この爆発で原発の作業員3人がけがをし、7人の所在が分からなくなっているということです。現在のとこ ろ、敷地周辺では放射線の異常な上昇は見られていないということです。水素爆発は12日、福島第一原発1号機でも起きて建屋の上部が吹き飛びました。3号 機でも原子炉の水位が下がり、燃料棒が露出したため、水蒸気と反応して水素が大量に発生したことがわかっており、水素爆発の起きることが心配されていまし た。枝野官房長官は、記者会見で「原子炉を覆う格納容器は、健全だという報告を受けた。放射性物質が大量に飛び散っている可能性は低いと考えている」と話 しました。

官房長官 “格納容器健全性保つ”

枝野官房長官は、会見で、「福島第一原子力発電所3号機の格納容器は、爆発のあとも内部の圧力が保たれているほか、爆発 のあと、施設の周辺で観測された放射線の値が20マイクロシーベルトから50マイクロシーベルト程度で、比較的低いことを考えると、爆発によって放射性物 質が外部に大量に出ていることは考えにくく、格納容器の健全性は保たれている」と説明しました。

3月14日 12:55更新

福島第一原発周辺 南寄りの弱い風

気象庁によりますと、東京電力の福島第一原子力発電所周辺の風向きは午前11時現在、南寄りの弱い風が吹いているとみられます。
気象庁によりますと、福島第一原子力発電所の周辺にある観測点では、地震のあと観測データが入らず、風向きや風の強さなどが観測できない状態が続いていま すが、福島第一原発から南におよそ50キロ離れた福島県いわき市の小名浜では午前11時半現在、3メートルの南風が吹き、北におよそ50キロ離れた仙台市 では、7メートルの西風が吹いています。
こうした気象条件などから、原子力発電所の周辺では午前11時半現在、弱い南寄りの風が吹いているとみられ、このあとも南寄りの2メートルから3メートル前後の風が吹くと予想されています。

3月14日 11:55更新

福島第一原発 一時作業員屋内退避

経済産業省の原子力安全・保安院は、14日午前9時半ごろから記者会見し、福島第一原子力発電所3号機で午前7時前に原子炉格納容器の圧力が上昇し、屋外にいた作業員が屋内に退避したことを明らかにしました。
その後、圧力が下がって作業を再開したということです。
原子力安全・保安院によりますと、14日午前6時50分ごろ、福島第一原発3号機の格納容器の中の圧力が設計上の上限値まで上がったということで、放射性物質を含む空気を外部に放出することを検討し、屋外で作業していた作業員が一時、屋内に退避したということです。
その後、圧力は下がり始めたことから作業を再開したということです。
3号機では、原子炉を冷やすために海水を注ぎ込む作業が行われていましたが、ポンプのトラブルで一時中断したということで、原子力安全・保安院は、注水を再開したことが圧力の上昇につながったものとみています。
一方、福島第一原発では、14日午前2時20分ごろに正門付近で測定した放射線の量が751マイクロシーベルトを計測したのに続いて、その20分後には敷 地の北側での値が650マイクロシーベルトとなり、「緊急事態」を定める国の基準、500マイクロシーベルトを超え、東京電力が国に通報しました。
これについて原子力安全・保安院は、注水を一時、中止したことで、原子炉が冷やせなくなって結果的に放射線の量が上がったものとみて調べています。

3月14日 11:10更新

原発周辺 615人避難できず

避難指示が出ている東京電力の福島第一原子力発電所の周辺にある福島県浪江町など3つの市と町では、14日午前10時現在、介護施設や病院など5か所のあわせて615人の住民が今も避難できずにいることが福島県の調査で分かりました。
福島県によりますと、避難指示の対象地域になっている浪江町では、介護施設「オンフール双葉」で入所者のお年寄りと職員、あわせて279人が、また「西病院」では75人が避難できずにいるということです。
このほか大熊町では、介護施設に100人、「双葉病院」に80人、また、南相馬市の小高赤坂病院に81人が取り残され、県によりますと、避難指示の対象地域にいる3つの市と町では、午前10時現在、あわせて615人が避難できずにいるということです。
取り残された人たちは、現在、自衛隊によって救助中ですが、救助されしだい、南相馬市の相双保健所で被ばくしていないかどうか線量計を使って検査するということです。

3月14日 10:50更新

3号機の原子炉格納容器は健全~東京電力

< 2011年3月14日 12:01 >

福島第一原子力発電所3号機の爆発を受け、「東京電力」は14日、「3号機の原子炉の格納容器については、14日午前11時15分現在、健全である」と発表、問題はないとの見解を示した。

経産省の原子力安全・保安院は14日午前の会見で、3号機で14日朝、原子炉を囲っている格納容器の中の圧力が、設計上の基準値をわずかに超えるレベルま で上昇したと発表していた。このため、一時、作業員を避難させ、圧力を抜く作業を検討したが、海水を注入することで圧力は下がったという。

原子力安全・保安院は、格納容器の実際の強度は設計上の基準値の2倍から3倍で作っているため、爆発する危険性はないと説明していた。

3号機で水素爆発 福島第1、屋内退避も

2011年3月14日 12時10分

約25キロ離れた福島県田村市から見た東京電力福島第1原発。右から二つ目の四角い建物が3号機の原子炉建屋。左端は破損した1号機=14日午前8時40分、共同通信社ヘリから

写真

経済産業省原子力安全・保安院によると、東京電力福島第1原発3号機で14日午前11時すぎ、水素爆発が起きた。3号機は原子炉の水位が低下し炉心溶融が発生、水素爆発の危険性が指摘されていた。けが人の有無は不明。

保安院は、半径20キロ以内の住民に屋内に退避するよう呼び掛けている。原子炉格納容器の損傷の可能性は低いとしている。1号機では12日に水素爆発が発生、原子炉建屋上部が吹き飛んでいる。

総務省消防庁は14日、福島第1原発から放出された放射性物質で被ばくした病院からの避難患者ら3人から、除染後も汚染の高い数値が検出され、二次被ばく医療機関に搬送されたと発表した。

放射線医学総合研究所広報課は「(放射性物質が体内に入る)内部被ばくが疑われており、除染剤の投与を検討する状況だ」としている。放射性物質の種類に よって薬剤の種類や投与方法が異なるため「核種を決定し、対処方法を選択するための検査に向かったのではないか」としている。

ほかに入院患者らの搬送にかかわった消防隊員3人から、通常の2倍程度の放射線を検出したという。

東京電力は同日、福島第1原発の敷地内で放射線量がまた制限値を超えたとして、原子力災害対策特別措置法に基づいて国に緊急事態を通報。また同原発1、3号機の炉心を冷やす海水注入を一時中断、3号機の原子炉格納容器の圧力が上昇し、作業員が一時避難した。

東電によると、敷地内の2カ所でそれぞれ同日午前2時20分、同40分に、通報基準である毎時500マイクロシーベルトを超える751マイクロシーベル ト、650マイクロシーベルトを検出した。いずれも、一般人の年間被ばく線量限度1000マイクロシーベルトに2時間足らずで達する放射線量。同原発周辺 では13日にもこれまでで最も高い1557・5マイクロシーベルトが検知されていた。

東電は14日、冷却水の水面低下で炉心の燃料が露出し、一部溶融したとみられる1号機と3号機で、炉心を冷やすための海水注入を続行。しかし午前1時すぎ、海水をためる水槽の残量が少なくなったため中断。同3時20分に3号機で注入を再開した。

この後、3号機の格納容器の圧力が上昇したため、作業員は所内の緊急時対策室に避難。格納容器内の蒸気を外部に放出することも検討したが、上昇が止まったため、作業を再開したという。

(共同)

水素爆発、危険続く=水注入中止で放射線基準超も−炉心溶融・福島原発3号機

核燃料の一部が溶ける炉心溶融の可能性がある東京電力福島第1原発3号機では14日午前、海水注入による冷却作業が進められた。1号機の原子炉建屋で起きた水素爆発の危険が3号機でも続くため、東電などは水素を安全に抜き取る方法などを検討している。
東電によると、同原発の敷地境界で14日午前2時20分、1時間当たりの放射線量が751.2マイクロシーベルトとなり、基準(500.0)を超えたが、 同4時には10.1に低下。ほかにも1カ所で基準超となったが、これらは同1時10分に注水ポンプ内の海水が切れたため、注水が一時中断され、燃料棒の損 傷が進んだためという。
一方、経済産業省原子力安全・保安院によると、3号機の格納容器の圧力が同6時50分に設計値をわずかに超えた。ただ、 実際は設計値の2〜3倍程度の圧力に耐えられる構造のため安全上の問題はないという。これも燃料棒の損傷により、燃料を覆うジルコニウムが高温となって水 が反応し、水素が発生したためという。この圧力増に伴い、内部の蒸気を抜く作業を検討したため、屋外作業員を一時退避させた。
保安院によると、3号機の冷却水の水位計は、燃料棒が約2.2メートル露出した状態を示している。しかし、消火用配管からの海水注入を続けているため水位計の故障とみられるという。
今後も、燃料損傷により増えた水素が建屋内に漏れると、空気中の酸素と反応し、爆発する恐れがある。そのため保安院や東電は、水素の発生量を減らすため海水による燃料棒冷却を急ぐとともに、格納容器にたまった水素を抜く方法を検討している。
保安院などは、1号機と同様に建屋内で水素爆発が起きても、燃料棒の外側にある格納容器に損傷の恐れはないとみており、半径20キロ以内の住民避難指示範囲を拡大する必要はないとしている。(2011/03/14-11:33)

3月14日 9:00更新

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福島第一原発 緊急事態の通報

福島県にある福島第一原子力発電所について、東京電力は、敷地周辺で測定した放射線量が、14日午前2時半ごろに国の基準を2か所で上回ったとして、原子力災害対策特別措置法に基づいて、国に対し「緊急事態」を知らせる、いわゆる「15条通報」を行いました。
放射線量は、その後、国の基準を下回っているということです。
福島第一原子力発電所では、福島第一原発の敷地周辺のうち、▽正門付近で14日午前2時20分に751.2マイクロシーベルトを、▽また敷地の北側で午前2時40分に650マイクロシーベルトを観測しました。
原子力災害対策特別措置法に基づいて、国に対し「緊急事態」を知らせる、いわゆる「15条通報」の基準は1時間に500マイクロシーベルトで、東京電力は午前5時前に国に対し「15条通報」を行いました。
放射線量は、その後、▽正門付近では午前4時に10.1マイクロシーベルトに下がり、▽敷地の北側では午前5時に400マイクロシーベルトに下がり、いずれも基準を下回ったということです。
福島第一原発で放射線量が国の基準を上回り、15条通報が行われたのは、12日午後4時すぎに1015マイクロシーベルを観測して以来、今回が4度目です。
東京電力は「今回放射線量が上がった理由は分からない。爆発など目立った事故は起きていない」と話しています。

3月14日 8:20更新

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保安院 3号機の圧力高くない

3月14日 0時7分

経済産業省の原子力安全・保安院は、13日午後11時半ごろから記者会見を開きました。それにより ますと、福島第一原子力発電所3号機では、原子炉内の水面が最大で燃料棒の2.2メートル下まで下がり、燃料棒の半分程度しか水につかっていないというこ とですが、これまでのところ、原子炉内の圧力はそれほど高くはないとしています。

また、原子炉格納容器の内部の圧力を下げるための弁が、一時、閉じてしまい、圧力が下がらない状態 になったということですが、復旧作業の結果、午後9時すぎに再び弁が開き、容器内の圧力を下げられる状態になったとみられるとしています。3号機では、原 子炉内の温度を下げるため海水の注入が続けられているということです。一方、13日は、避難した住民およそ100人を対象に、放射線の量の測定や、体や服 に付いた放射性物質を洗い流す「除染」が行われたということです。原子力安全・保安院は、福島第一原発の周辺の放射線量は、今のところ健康への影響を与え るような水準ではないとしています。

ロシア沿海地方での放射能監視 1時間ごとに

13.03.2011, 12:52

Фото: РИА Новости
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ロシア極東の沿海地方での放射能測定が、1時間ごとに行われている。

12日の時点では3時間ごとの測定だった。

地方気象台の発表では、1時間当たり12から14ミクロレントゲンを超えてはいない、とのこと。

ロシア 原発事故処理への協力を公式提案

13.03.2011, 17:21

Фото: РИА Новости
印刷する 知り合いにメールで教える ブログに書く
13日、ロシアは、日本に対し、大地震発生後損傷を受けた福島原発の問題解決のため、原子力・放射能領域での援助・協力提案を正式に行った。これは、国営原子力企業「ロスアトム」のアレクサンドル・ロクシン副総支配人が記者団に述べたもの。

ロクシン氏は「提案は、日本側に渡された。我々は、いつでも用意ができており、日本側 からの答えを待っている。 我々は、日本の専門家が福島原発で行った事を高く評価している。 福島第一原発三号炉は、水位が回復し監視計器類が機能してい る。 現在、状況は安定し、原子炉冷却のための海水の注入にも成功した。 爆発の危険は免れたと思う。 ただ一号炉では、相変わらず監視計器が作動してい ない」と懸念を伝えた。

また原子力関連企業「ロスエネルゴアトム」のウラジーミル・アスモロフ副支配人は「この二晩の間、ロシアの原子力エネルギー専門家達は、日本の原発で起こっているようなすべての事を予想した。 援助する用意が完全にできている。」と述べている。

(写真は、メドヴェージェフ大統領と会見する「ロスアトム」のキリエンコ社長)

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